メダ娘メダパパー!メダカが1ペアで259,000円って本当?



本当だよ。8月のヤフオクで、それがいちばん高い落札だった。でも、メダカの値段としてはごく一部の例外なんだ。



どんなメダカが、そんな値段になるの?
この記事は、2026年8月にヤフオクで落札された改良メダカ 35,805件を当サイトが集計したものです。落札額のトップ10を10位から順に紹介し、なぜそこまで高くなるのかをまとめました。
品種の名前は、出品に書かれていたものをそのまま載せています。お店ごとの系統名が含まれることがあります。
2026年8月 落札額ランキング トップ10
10位から順に見ていきます。同じ品種は1回だけ数え、その品種でいちばん高かった落札を載せています。
トップ10の品種は、2026年9月の時点では通販にほとんど出品がありません。あとから出品されたときに探せるよう、各順位に通販の検索リンクを置いています。
10位 桔梗菊(ブラックロング)
落札額 51,000円。入札20件。「ブラックロング」と名の付いたタイプの、ヤフオク初出品でした。桔梗菊そのものは8月に354件が落札されていて、上位10品種のなかでは流通の多いほうです。


9位 鏡銀三色
落札額 54,000円。入札49件。オス1匹とメス2匹のトリオで、初出品でした。8月の落札は6件で、出品者は3人でした。


7位 NOX
7位は2品種です。どちらも63,000円で並びました(8位は欠番になります)。
落札額 63,000円。入札56件。カガミ鱗を持つ新作の初出しで、8月の落札はこの1件だけです。


7位 漆箔
落札額 63,000円。入札67件。2ペアの出品でした。8月の落札は14件で、出品者は5人。7月には261,000円の落札もあった品種です。


6位 夢壱
落札額 73,000円。入札55件。初出品の1ペアで、8月の落札はこの1件だけです。


5位 銀嶺(銀箔和墨)
落札額 90,000円。入札38件。オス1匹とメス2匹の出品でした。8月の落札は5件で、出品者は1人でした。


4位 サンセットダイヤ アースアイ
落札額 90,100円。入札63件。オス1匹とメス2匹の出品でした。オレンジの体色にロングフィンを持つサンセットダイヤに、目の形質(アースアイ)を入れた系統で、8月の落札は71件・出品者は21人と、この順位帯ではよく出回っています。写真は、作出した方の投稿です。
3位 ブラックマンタ
落札額 130,000円。入札69件。初出品の1ペアで、8月の落札はこの1件だけです。


2位 耀鱗
落札額 221,000円。入札98件は、トップ10でいちばん多い数です。初出品の1ペアで、8月の落札は2件だけ。もう1件も156,000円で落札されています。


1位 蒼鱗黝式
落札額 259,000円。入札38件。1ペアの親魚でした。この品種は8月だけで34件が落札され、出品者は14人でした。ひとつのお店が値段をつり上げたのではなく、8月の高額帯はこの品種を中心に動いていた、ということです。写真は、メダカ専門誌の撮影者の投稿です。



1位は蒼鱗黝式!お年玉、何年ぶん!?



しかも蒼鱗黝式は、この1件だけじゃないんだ。品種の重複をゆるすと、8月の上位20件のうち10件がこの品種だったよ。
2位の耀鱗、3位のブラックマンタ、6位の夢壱は、どれも8月の落札が1〜2件しかありません。8月は、初めて出品された個体が、そのまま上位に入っていました。
なぜここまで高いのか
トップ10の出品を見ると、共通点が2つあります。
- 初めての出品…10のうち6つが「初出品」「新作」と書かれた出品でした。まだ誰も持っていないメダカです
- 卵を産める親魚…10のうち8つが、1ペアや2ペア、オス1匹とメス2匹(トリオ)といった少数の成魚でした。卵や稚魚は1つも入っていません
つまり、高く落札されているのは「飼って楽しむ1匹」ではなく、その品種を自分のところで増やすための親です。まだ出回っていない品種の親を手に入れれば、生まれた子は自分だけが売れます。2位の耀鱗に98件の入札が集まったのは、そういう競り合いです。
親魚として買われたメダカは、そのあと卵を採られます。産卵床の使い方は、こちらの記事にまとめています。





じゃあ、わたしが飼うメダカは259,000円もしないってこと?



そう。8月に落札されたメダカの半分は、1,000円もしていないよ。
トップ10は、8月の落札のなかでどれだけ例外か
8月に落札された35,805件を、値段ごとに数えた図です。


3万円を超えたのは58件で、全体の0.2%ほどです。1万円を超えたものまで広げても480件(1.3%)しかありません。いっぽうで半分の18,301件は1,000円未満で落札されています。ランキングの上位は、メダカの値段のなかでは極端な例外だと分かります。
買う前に知っておくこと
落札額を見るときに、気をつけたいことが2つあります。
- 数量の書き方で、値段は桁が変わる…同じ品種でも「1ペア」「トリオ」「卵20個」「稚魚10匹」で、1匹あたりの値段はまったく違います。値段だけを見比べず、何匹ぶんの値段かを先に見ます
- 初めて出品された品種は、値段が動きやすい…出回りはじめの品種は、その後に出品が増えると値段が下がることがあります。7位の漆箔は、7月には261,000円で落札されていましたが、8月のいちばん高い落札は63,000円でした
これからメダカを飼い始める人は、ランキングの値段は気にしなくて大丈夫です。まずはこちらの記事で、飼い方の基本を見てみてください。


まとめ
- 2026年8月の落札額1位は蒼鱗黝式の259,000円。上位20件のうち10件がこの品種だった
- 高く落札されているのは、初めて出品された品種の、卵を産める親魚
- 3万円を超える落札は全体の0.2%。半分は1,000円未満
このランキングは毎月まとめます。9月版は10月のはじめに公開する予定です。


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