メダ娘私もメダカ飼ってみたい!入れ物どれがいいの?



種類が多くて迷うよね。でも大事なのは大きさと色の2つだけだよ。



2つだけ!?もっと難しいのかと思ってた!
飼育容器は種類が多く、値段も数百円から数万円まで開きがあります。ただ、大事なのは大きさと色の2つだけです。メダカの調子を左右するのが大きさ、仕上がりを左右するのが色です。
その2つも、どこに置くかで選べる範囲が変わります。置き場所は先に決まっていることが多い条件なので、まずそこから確認していきます。
トロ舟か睡蓮鉢か、といったタイプは最後に決まります。大きさと色の条件を満たすものの中から、あとは何を優先したいかで選べば大丈夫です。
先に、置き場所を確認する
屋外と室内では、選べる容器も見え方も変わります。
- 屋外…日光が当たり、水量も確保しやすい。メダカ本来の環境に近く、丈夫に育ちます。上から眺める「上見(うわみ)」になります
- 室内…水温が安定し、天候に左右されません。ガラス水槽なら横から泳ぐ姿を眺められます
改良メダカは上から見て美しいように育てられてきた品種が多く、体外光やラメは上見でよく映えます。品種を楽しみたいなら屋外が向いています。
屋外に決めたなら、その場所について次の点も見ておいてください。どちらも、容器を置いてしまうと変えるのが大変です。
- 夏に日差しを遮れるか…屋外でメダカを死なせる最大の原因が夏の高水温です。すだれや遮光ネットを掛けられる場所かどうかを先に確認します
- 置き場所がその重さに耐えられるか…水は1リットルで約1キロ。40リットルのトロ舟なら、水だけで30キロを超えます。ベランダに置くなら特に注意してください
大きさを決める
大きさは何匹飼えるかと水温・水質がどれだけ安定するかを決めます。水が多いほど、日が差しても急に温まらず、汚れの進みもゆるやかになります。容器選びでいちばん効くのがここです。
よく言われる目安は水1リットルにつき1匹ですが、これは詰められる上限と考えてください。2〜3リットルに1匹にすると管理が楽になり、成長や産卵にも余裕が出ます。屋外なら水が7〜10リットル入るものから始めると安心です。


浅く広くか、深さを取るか
同じ水量でも、浅く広い容器と狭く深い容器では性格が違います。
広いほうが酸素は入ります。酸素は水面から溶け込むためで、メダカはもともと水面近くを泳ぐ魚なので、広さは無駄になりません。
一方で深さにも役割があります。深いと水温に上下の差ができ、夏はメダカが涼しい下層に避難できます。冬は底まで凍りにくくなります。
- 通年で屋外に置く…水深15cm以上を確保できるもの。トロ舟・深めの発泡スチロール・深型の睡蓮鉢など
- 春〜秋だけ屋外に置く/室内で飼う…浅く広いもので構いません。NVボックスなど
なお水は縁いっぱいまで入れません。屋外では大雨であふれてメダカが流されるため、8分目までにします。容器の高さの8割が、実際の水深だと思ってください。
通年で外に置くつもりなら、冬に何をするかまで見てから容器を選ぶと買い直さずに済みます。冬越しの手順は次の記事にまとめています。


色を決める
迷ったら黒です。黒い容器のほうが体色が濃く出るので、朱赤や墨をはっきり見せたい品種に向いています。
ただし黒がいつでも正解とはかぎりません。体外光を伸ばしたいなら白容器です。孵化から若魚のあいだを白で育てて光を伸ばし、そのあと黒に移して体色を仕上げる、という使い分けです。
- 朱赤・墨をはっきり出したい…黒
- 体外光を伸ばしたい…白(若魚までは白、仕上げは黒)
- 水の濁りやコケに気づきたい…白
青や緑ではだめなのか、と思うかもしれません。メダカが反応しているのは色味ではなく明るさなので、濃い色なら黒に近く、薄い色なら白に近い働きになります。なお青い容器はラメがよく見えると言われます。NVボックスに青があるので、ラメの品種では選択肢になります。
色揚げの詳しいやり方は次の記事にまとめています。


容器のタイプごとの向き不向き
大きさと色が決まったら、タイプごとの特徴を見て、優先したい点に合うものを選ぶだけです。


トロ舟(プラ舟)
もとは左官屋さんの道具です。広いうえに深さもあるのが強みで、40リットルサイズで高さ19cmほど。8分目まで入れて水深15cmを確保できるので、そのまま冬も越せます。通年で屋外に置くならトロ舟が第一候補です。
60リットルにしても高さは20cmほどで、水深は16cmが上限です。
NVボックス
本来は収納ボックスで、浅く広い形がメダカ向きでした。#13、#22の数字が容量です。ただし実際に入れるのは8分目までなので、#13で約10リットルと考えてください。
浅くて軽いので、室内では棚の段に並べられます。ほかのタイプは深さや形で棚に収まりにくいため、室内で数を置くならこれです。
屋外では、浅いぶん夏に水温が上がりやすくなります。
大事なのは大きいほうを選んでも深さはほとんど変わらないことです。高さは#13が14.5cm、#22が16.2cm。容量は増えても増えるのは広さで、深さは1.7cmしか違いません。水を入れるのは8分目までなので、実際の水深は#13で約12cm、#22でも約13cmです。
冬越しの目安とされる水深15cmには、#22でも届きません。底まで凍らせてしまうと助かりませんので、寒い地域では避けたほうが安全です。
ただし暖かい地域では、NVボックスのまま冬を越している人もいます。使えないわけではなく、地域と置き場所しだいです。
このまま冬を迎えるなら、発泡スチロールの箱に入れる、風の当たらない場所へ移す、フタで覆って冷気を防ぐといった対策を重ねてください。それだけでも凍りにくくなります。
発泡スチロール
安いうえに断熱性が高く、水温の振れ幅を小さくしてくれます。冬の冷え込み対策としては特に有利です。ただし断熱は両方向に効くので、いったん上がった水温も下がりにくい点に注意してください。夏は日よけとセットで考えます。
冷えにくいので、深めのものを選べば通年で外に置けます。
弱点は見た目と耐久性で、屋外で長く使うと紫外線で黄ばみ、表面が崩れてきます。
睡蓮鉢
見た目を楽しみたいならこれです。水草を入れてビオトープにすると見栄えがします。浅い製品もあるので、深型を選べば通年で外に置けます。
陶器製は重くて動かせないので、置き場所を先に決めてから買ってください。プラスチック製なら軽く、移動もできますが、こちらは紫外線で傷むため陶器ほど長くは使えません。
🔖 埋め込み枠①(優先度:低)| 探すもの:睡蓮鉢に水草を入れて仕上げたビオトープの写真 | 検索ワード:「メダカ ビオトープ 睡蓮鉢」「メダカ 鉢 水草 レイアウト」 | ねらい:他のタイプは商品写真で実物が分かるが、「水草を入れると見栄えがする」という完成形だけは空の鉢の写真では伝わらない | 無くても記事は成立するので、良い写真が見つかったときだけ差し替える
ガラス水槽
室内向けです。横から泳ぐ姿を眺められるのはガラス水槽だけの利点で、ヒレの長い品種は横から見る「横見(よこみ)」でよく映えます。まずは30cm前後(水が10リットルほど)から始めると扱いやすくなります。
ろ過やフタが一式そろったセット品なら、買い足しの手間がありません。
よくある失敗
- 小さい容器にたくさん入れる…水が少ないほど水温も水質も振れます。1リットルに1匹は上限です
- 置き場所を決めずに陶器の睡蓮鉢を買う…水を入れると動かせません
- 寒い地域で浅い容器のまま冬に入る…底まで凍ると助かりません。凍らせないための目安が水深15cm以上です
- ガラス水槽を屋外に置く…直射日光でコケが出やすく、断熱性がないので水温も振れます。接合部のシリコンが紫外線で劣化するのも弱点です
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まとめ
- 大事なのは大きさと色の2つ。置き場所は先に決まっていることが多い条件です
- タイプ(トロ舟・睡蓮鉢など)は最後。自分が何を優先したいかで選びます
- 1リットルに1匹は上限。2〜3リットルに1匹だと管理が楽。屋外は水7〜10リットルから
- 深さは置く期間で決まる。通年屋外なら水深15cm以上/春〜秋だけなら浅く広くて可
- 色は迷ったら黒。ただし体外光を伸ばすなら白
- 通年屋外ならトロ舟・深めの発泡スチロール・深型の睡蓮鉢。NVボックスは春〜秋向き(暖かい地域なら通年も)
- 横から眺めたいなら室内のガラス水槽



ずっと外に置くなら、広くて深くて黒いやつ!



それでほぼ正解だよ。あとはメダカを入れすぎないことだけ気をつけてね。


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