メダ娘メダパパー!桔梗菊ってどんなメダカ?



あー桔梗菊ね。三色の柄の上に青白い光沢が乗って、ヒレが長く伸びるメダカだよ。ブラックやゴールドなど、タイプがたくさんあるんだ。



いいなー、欲しい!
改良メダカは種類が多く、新しい名前のメダカも増えていくので、初心者にはわかりにくいですよね。
メダカの種類や名前が気になってる方のために、このページでは、桔梗菊について紹介します。
桔梗菊の写真
まずは写真をご覧ください。1枚目は、作出した方の投稿です。1枚目と3枚目が桔梗菊、2枚目がブラック、4枚目がver3のタイプです。
桔梗菊の特徴
ここからは桔梗菊の特徴について、解説します。



詳しく教えて!



いいよー。
見た目
桔梗菊は、三色の柄の上に光沢のあるラメが乗り、ヒレが長く伸びるメダカです。
桔梗菊には、ブルー・ゴールド・ブラック・ver2・ver3など、たくさんのタイプがあります。まずは、タイプ名の付かないオリジナルの桔梗菊がどんなメダカかを見ていきます。
説明に出てくるヒレの名前を、先に確認しておきます。


見どころは3つあります。
- 三色の柄…白い地に、朱赤と黒(墨)の柄が入ります。入り方は1匹ずつ違います
- 光沢…背中に青白い光の帯(体外光)が通り、その上に細かい光の粒(ラメ)が乗ります。上から見ると、テカテカした光沢に見えます
- ヒレの形…背ビレと尻ビレが長く伸びます(ロングフィン)
柄と光沢が一度に見えるので、上から見る(上見(うわみ))のに向いたメダカだと言われています。青みが強く出た個体は「桔梗菊ブルー」として分けて売られています。
ヒレの伸び方はオスとメスで違います。桔梗菊のようなロングフィンのヒレは、オスのほうが大きく伸びると言われています。メスはオスほど伸びません。写真で見て「これが欲しい」と思った姿は、たいていオスです。ただし、オスなら必ず大きく伸びるわけではありません。
お店では、名前の後ろに「ロングフィン」「リアルロングフィン」「スワロー」と付いた個体も売られています。これはヒレの形をさらに選んだ呼び名で、付いていない個体のヒレが伸びないという意味ではありません。
ここから先が、タイプごとの違いです。
- ブルー…青みの強い個体を選んだタイプです。桔梗菊の中から生まれます
- ブラック…黒い体に、角度によって青く光るラメが乗ります。桔梗菊から生まれてくる黒い個体とは別で、別の掛け合わせから作られています(下の節で説明します)
- ゴールド…金色の体に墨が乗るタイプです
- ver2…瞳のまわりに色が入る個体(アースアイ)がいるタイプです。入れ物の色で黒が抜けにくいように作られました
- ver3…三色の柄を持つタイプで、頭の赤が目立つ個体もいると言われています。2026年に出回りはじめました
このほかに、2026年に登場したスーパー桔梗菊や、タイプの名前の後ろにヒレの形が付いたもの(桔梗菊ブラックロングなど)もあります。



タイプが多くてややこしい!



単に「桔梗菊」と言うときは、このオリジナルを指すよ。名前の後ろに何も付いていなければオリジナル、ブラックやver3のように付いていればそのタイプだよ。
レア度
独断と偏見でレアリティを設定しています。なんとなくの雰囲気でお楽しみください。
レアリティが高いほど希少価値が高く、値段も高くなるので子どもが喜びます。



桔梗菊ってレア?



そうだねー。SAR(スペシャルアートレア)ぐらいかな。



そうなんだ!見てみたい!
値段
2026年9月時点の楽天市場では、桔梗菊の成魚がオス3匹メス3匹のセットで18,000円(1ペアあたり6,000円)で出品されていました。楽天市場で成魚を扱っているのは、この1店くらいです。
安く始めたいなら、Amazonに稚魚や卵の出品があります。ゴールドの稚魚が10匹で3,000円、ver2の稚魚が15匹で1,000円、卵は15〜20個で500〜2,500円ほどでした。Yahoo!ショッピングにも1ペア6,000〜11,000円ほどの出品がありますが、2026年9月時点ではどれも売り切れでした。
作り手が自分で出品する個体には、これとは別の値段が付きます。2026年4月に作り手が出品したver3は40,000〜45,500円、8月に初めて出品した「ブラックロング」は51,000円で落札されました。
値段の変動は激しいため、最新の値段は下のリンク先でご確認ください。
固定率
桔梗菊の固定率について、まとまった数値は見当たりません。
柄も色も1匹ずつ違い、桔梗菊ブルーからは黒の強い個体がまれに生まれます。姿を選んで買いたいなら、育った姿が見える成魚を選ぶのが確実です。卵や稚魚は安いぶん、どんな個体に育つかは育ててみないとわかりません。
桔梗菊は、三色のロングフィンにラメの光沢を足して生まれた
桔梗菊を作ったのは、愛媛県の作り手です。2025年にオークションへ出品したのが始まりで、その後ブラックやゴールドなど、タイプが次々に増えていきました。
作り手は、掛け合わせを次のように説明しています。三色の柄とロングフィンを持つ鏡花菊にサンシャインを掛けて代を重ね、もう一度鏡花菊を掛けたあと、先に作っていた蓬菊(よもぎぎく)というメダカを掛けて、ヒレの伸びを強めたものです。


タイプは、それぞれ別の掛け合わせから生まれた
桔梗菊のタイプは、桔梗菊の中から選んだものだけではありません。桔梗菊に別のメダカを掛けて作られたものが多く、掛け合わせの相手はタイプごとに違います。
- ver2…初期の桔梗菊のうち黒の強いオスに、目に色が入る(アースアイ)メダカのメスを掛けて代を重ねたものです。桔梗菊には背地反応(入れ物の色で体色が変わる性質)があるため、それを抑える狙いと、目に色を入れる狙いがありました
- ブラック…桔梗菊の中の黒よりの個体に、銀閣を掛けて作られました。桔梗菊から生まれてくる黒い個体とは別のメダカなので、買うときは名前を確かめてください
- ver3…桔梗菊に三色の和墨を掛けたものと言われています
- スーパー桔梗菊…桔梗菊にフレーミングラメロングフィンを掛けたもので、2026年に登場しました
- ゴールド…何を掛けて作ったかは公表されていません



桔梗も菊も、花の名前だね。



そうだね。この作り手のメダカには、鏡花菊や蓬菊のように「菊」の付く名前が多いんだ。
桔梗菊の飼い方(注意点)



飼うのって難しいの?



飼い方そのものは、ふつうのメダカと同じでいいよ。ただ、入れ物の色を育つ段階で変えると、光も墨も見やすくなるんだ。ヒレが長いことで気にしてあげたいこともあるよ。
稚魚のうちは白い容器で育てる
桔梗菊の背中の光(体外光)は、稚魚から若魚の時期の飼育環境で伸び方が変わると言われています。伸ばしたいなら、白や透明の容器で若魚まで育てる方法が広く採られています。
ただし、容器の色で必ず決まるわけではありません。黒い容器でも光が伸びる系統を選んで増やしている専門店もあります。容器の色よりも、光がよく伸びた親を選ぶことのほうが効くと言われています。
育ったら黒い容器に移す
メダカはまわりの明るさに合わせて体色が変わります(背地(はいち)反応)。白い容器では色が淡くなり、黒っぽい容器では濃くなります。桔梗菊にもこの背地反応があります。
桔梗菊は墨(黒い柄)も見どころなので、光が乗ってきたら黒い容器に移すと墨が締まります。買ってきた個体が思ったより淡いときは、まず入れ物の色を確かめてみてください。
ほかの品種と混ぜないほうが無難
ヒレが長く伸びた個体は、泳ぐ力がふつうのメダカより劣ります。餌を取り負けたり、ほかのメダカにヒレをつつかれて裂けたりすることがあるので、同じ桔梗菊どうしで飼うほうが無難です。
それでもほかの品種と一緒に飼うなら、餌をあげたときに全体に餌が回っているかを見てください。
白と黒を1つずつ持っておくと困らない
ここまでをまとめると、桔梗菊は、育つ段階で入れ物を移し替えて、仕上がるのを待つメダカです。白い容器と黒い容器を1つずつ用意しておけば、そのまま対応できます。
容器の選び方は、こちらのページにまとめています。夏の水温対策もこちらに書いてあります。


桔梗菊と似ているメダカ
桔梗菊と似ているメダカについても紹介します。
購入・飼育を検討している方は参考になさってください。



桔梗菊と似ているメダカはいるの?



坂出三色とレッドクリフかな。坂出三色は三色の柄にラメが乗るところ、レッドクリフは赤い柄に背中の光と長いヒレが乗るところが似ているよ。
坂出三色(さかでさんしょく)
白い地に黒い斑と朱赤が入り、その上にラメが乗るメダカです。上から見たときの柄とラメの印象が、桔梗菊と重なります。
違いはヒレと背中の光です。坂出三色のヒレは伸びず、光はラメだけです。桔梗菊は背ビレと尻ビレが長く伸び、ラメの下に背中の光の帯が通ります。


レッドクリフ
白い地に朱赤が乗った体に、背中の光と、青く光る大きなヒレを持つメダカです。赤い柄に背中の光と長いヒレという組み合わせが、桔梗菊と重なります。
違いは墨とヒレの形です。桔梗菊は体に墨とラメが乗ります。レッドクリフは、ヒレが幅広くフサフサに枝分かれし、ヒレそのものが青く光ります。


桔梗菊の品種名
メダカにはニックネーム/ハウスネームの他に、品種名(メダカの特徴を形質の組み合わせで表した本当の名前)がありますが、このサイトでは一般的に使用されることが多いニックネーム/ハウスネームでまとめています。



名前がいっぱいあってややこしいね。



そうだね。でも、メダカはニックネームで呼ばれることが多いからあんまり気にしなくて大丈夫だよ。
桔梗菊の補足情報
作出者|菊間めだか(愛媛県)
発表年|2025年
掛け合わせ|鏡花菊×サンシャイン(累代後に鏡花菊を戻し、蓬菊を交配)


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