メダ娘メダパパー!プレアデスってどんなメダカ?



あープレアデスね。真っ黒な体に青く光るヒレが付いていて、そのヒレが全部大きく伸びるメダカだよ。メダカの品評会で最優秀賞を取っているんだ。



いいなー、欲しい!
改良メダカは種類が多く、新しい名前のメダカも増えていくので、初心者にはわかりにくいですよね。
メダカの種類や名前が気になってる方のために、このページでは、プレアデスについて紹介します。
プレアデスの写真
まずは写真をご覧ください。1枚目は作出した方の投稿です。2枚目は、作出した方のプレアデスを別の方が撮った写真です。4枚目は動画で、再生すると泳ぐ姿が見られます。
プレアデスの特徴
ここからはプレアデスの特徴について、解説します。



詳しく教えて!



いいよー。
見た目
プレアデスは、色飛びしない黒い体に、青く光るヒレが、形を保ったまま大きく伸びるメダカです。
説明に出てくるヒレの名前を、先に確認しておきます。


見どころは4つあります。
- 体の黒…白い容器に入れても薄くならない、色飛びしない黒です。作り手は、体だけでなくヒレの中まで黒い個体を残して代を重ねてきたと説明しています
- ヒレの光…黒いヒレのふちを縁取るように、白や青の光が乗ります(ヒレ光)
- ラメ…黒い体の上に、青い光の粒が乗ります
- ヒレの形…背ビレ・尻ビレ・尾ビレなど、すべてのヒレが形を保ったまま1.5倍以上に伸び(リアルロングフィン)、背ビレと尻ビレの幅が広くなります(ワイドフィン)
ただし、黒の濃さとヒレの光は、どちらも強く出る個体ばかりではありません。体色が薄めの個体ほどヒレの光る部分が伸びやすい傾向があり、濃い黒と大きな光を1匹に両立させるのが難しいところです。
ヒレの伸び方はロングフィンのメダカと違います。ロングフィンで伸びるのはおもにオスですが、リアルロングフィンはメスのヒレも伸びます。ヒレの良さが出てくるのは生後半年くらいからで、若魚のうちはまだ伸びきっていません。
個体によっては、ヒレの光がふちをぐるりと一周するもの、背ビレと尻ビレの幅が広がらず長く伸びるだけのもの、ヒカリ体型のものもいます。
レア度
独断と偏見でレアリティを設定しています。なんとなくの雰囲気でお楽しみください。
レアリティが高いほど希少価値が高く、値段も高くなるので子どもが喜びます。



プレアデスってレア?



そうだねー。BWR(ビーダブリューレア)ぐらいかな。



そうなんだ!見てみたい!
値段
プレアデスは、通販ではまだ見当たらない品種です(2026年9月時点で、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングを確認)。手に入れる場は、いまのところオークションが中心です。
2026年9月時点のオークションでは、1ペア7,000〜8,000円ほどの落札が出ています。作り手本人が出品した種親グレードの個体は別格で、2026年4月に103,500円で落札されました。
通販に出品されたときに探せるよう、下に検索リンクを置いています。
固定率
プレアデスの固定率について、まとまった数値は見当たりません。濃い黒と大きなヒレの光を両立した個体は多くは出ず、稚魚のうちに黒の薄い個体を外す選別が続けられています。
黒の濃さとヒレの伸びまで見て選びたいなら、育った姿が見える成魚を選ぶのが確実です。卵や稚魚は安いぶん、どんな個体に育つかは育ててみないとわかりません。
プレアデスは、伸びるヒレを先に作り、あとから黒を重ねて生まれた
プレアデスは、大分県の作り手が2024年に世に出したメダカです。もとになったのは、当サイトでも紹介しているミッドナイトフリルの漆黒タイプです。
作り手はまず、クラウドグレーワイドフィンというメダカにエメキンリアルロングフィンを掛け合わせて、すべてのヒレが伸びる「リアルロングフィンの原型」を作りました。ヒレの土台は、この段階でできています。
その原型にミッドナイトフリルの漆黒タイプを掛け、代を重ねて黒を濃くしていったのがプレアデスです。黒の濃い個体の割合が上がったところで、2024年に名前を付けて世に出されました。


ミッドナイトフリルより前をたどると、エメキンとブラックダイヤにゆきつきます。ミッドナイトフリルがどんなメダカかは、この記事の「似ているメダカ」で紹介しています。
品評会で最優秀賞を取っている
2024年春の日本メダカ品評会で、プレアデスは最優秀賞(総合1位)を取りました。同じ年の秋の品評会でも、黒に特化したプレアデスフルブラックが最優秀賞(総合1位)を取っています。
「プレアデス」という名前の由来
名前は、おうし座にあるプレアデス星団から付けられました。



星の名前なんだ!



そうだよ。日本では「すばる」とも呼ばれている、星の集まりだね。
名前で探すときの注意
プレアデスには、同じ作り手が出しているバリエーションがあります。「プレアデスフルブラック」はヒレの光をほとんど持たない、黒に特化したタイプです。「プレアデスブルーアイ」は目に青が入るタイプです。「プレアデスZERO」はヒレの伸びない普通のヒレのプレアデスで、リアルロングフィンが苦手な人向けに作られています。この記事で説明しているのは、名前の後ろに何も付かないプレアデスです。
プレアデスの飼い方(注意点)



飼うのって難しいの?



飼い方そのものは、ふつうのメダカと同じでいいよ。ただ、容器の色と、大きいヒレのことで気にしてあげたいことがあるんだ。
稚魚のうちは白い容器で、ラメを乗せる
稚魚から若魚のうちは、白い容器で育てるとラメが乗りやすいと言われています。
白い容器には、水の汚れやメダカの調子が見やすいという良さもあります。小さいうちは白で育てておくと、日々の世話も楽になります。
育ったら、容器の色は見たいもので選べる
メダカはまわりの明るさに合わせて体色が変わります(背地(はいち)反応)。黒っぽい容器では体色が濃くなり、明るい容器では淡くなるので、黒いメダカは黒い容器で飼うのが基本です。
ところがプレアデスは、この背地反応が起きない黒です。白い容器に入れても黒が抜けないので、育ってからの容器の色は見たいもので選べます。
ヒレの光は黒い容器でないと出ないと言われています。ラメとヒレの光を楽しむなら黒い容器、黒の濃さそのものを見せたいなら白い容器が合います。
ほかの品種と混ぜないほうが無難
ヒレが大きく伸びるメダカは、普通の体型のメダカより泳ぐ力が劣ると言われています。同じ容器に入れると餌の取り合いで不利になり、餌が行き渡らないことがあります。
伸びたヒレは、ほかのメダカにつつかれて裂けることもあります。プレアデスの見どころはそのヒレなので、プレアデスだけ、あるいはヒレの長い品種だけで飼うほうが安心です。
容器の選び方は、こちらのページにまとめています。夏の水温対策もこちらに書いてあります。


プレアデスと似ているメダカ
プレアデスと似ているメダカについても紹介します。
購入・飼育を検討している方は参考になさってください。



プレアデスと似ているメダカはいるの?



ミッドナイトフリルと曜変天目かな。どっちも、色飛びしない黒い体に光るヒレを持つメダカだよ。
ミッドナイトフリル
プレアデスのもとになったメダカです。色飛びしない黒い体と、青く光るヒレは共通しています。
違いはヒレの伸び方です。ミッドナイトフリルは背ビレと尻ビレだけが長く伸び、その先が枝分かれしてフサフサになります。プレアデスは尾ビレも含めたすべてのヒレが、形を保ったまま伸びます。


曜変天目(ようへんてんもく)
プレアデスと同じく、ミッドナイトフリルの漆黒タイプから生まれたメダカです。濃い黒の体にラメが乗り、ヒレが青白く見えるところは、プレアデスとよく似ています。
違いはやはりヒレの伸び方です。曜変天目は背ビレと尻ビレが伸びて先が細かく分かれます。プレアデスはすべてのヒレが形を保ったまま伸び、メスのヒレも伸びます。


プレアデスの品種名
日本メダカ協会の品評会に出品されたときの表記です。メダカにはニックネーム/ハウスネームの他に、品種名(メダカの特徴を形質の組み合わせで表した本当の名前)がありますが、このサイトでは一般的に使用されることが多いニックネーム/ハウスネームでまとめています。



名前がいっぱいあってややこしいね。



そうだね。でも、メダカはニックネームで呼ばれることが多いからあんまり気にしなくて大丈夫だよ。
プレアデスの補足情報
作出者|児玉知晃/ヒトミダめだか(大分県)
発表年|2024年
掛け合わせ|(クラウドグレーワイドフィン×エメキンリアルロングフィン)×ミッドナイトフリル(漆黒タイプ)


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