メダ娘メダパパー!エメキンってどんなメダカ?



あーエメキンね。大きくてフサフサのヒレが、宝石のエメラルドみたいに緑がかって光るんだ。



ヒレが宝石みたい!?見てみたい!
改良メダカは種類が多く、新しい名前のメダカも増えていくので、初心者にはわかりにくいですよね。
メダカの種類や名前が気になってる方のために、このページでは、エメキンについて紹介します。
エメキンの写真
まずは写真をご覧ください。
エメキンの特徴
ここからはエメキンの特徴について、解説します。



詳しく教えて!



いいよー。
見た目
エメキンは、青と黄金が重なった体に、大きくフサフサのヒレを持つメダカです。
いちばんの見どころはヒレです。説明に出てくるヒレの名前を、先に確認しておきます。


エメキンのヒレには、3つの変化が重なっています。
- 長く伸びる…背ビレと尻ビレが、体から外へ向かって長く伸びます(ロングフィン)
- 幅が広くなる…その2枚のヒレの、体に付いている部分が前後に長くなります(ワイドフィン)
- 房のように分かれる…伸びたヒレの筋が、途中で枝分かれしてフサフサになります(フサヒレ)
2つめの「幅が広くなる」が進むと、背ビレと尻ビレの後ろのふちが尾ビレのすぐそばまで来て、すき間がほとんど無くなります。ヒレどうしがキスをしているように見えることから、この状態をキッシングワイドフィンと呼びます。エメキンは、この状態が正式な名前に入っているメダカです。
ここまでは形の話です。エメキンには光にも見どころがあります。背中には白く光る筋(体外光)が通り、大きなヒレにはエメラルドグリーンの光(ヒレ光)が入ります。体の色も、青に黄金が重なって全体が緑がかって見えます。
背中の光は、時間をかけて育てるとほとんどの個体で口先まで伸びると言われています。買ったばかりの個体で光が短くても、そこで決まりではありません。
ヒレの伸び方はオスとメスで違います。エメキンのようなロングフィンのヒレは、オスのほうが大きく伸びると言われています。写真で見て「これが欲しい」と思った姿は、たいていオスです。



エメキンって、変わった名前だね。



ほんとの名前はマリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプっていうんだ。長すぎるので略して「エメキン」と呼ばれているんだ。
キッシングワイドフィンはさきほど出てきたヒレの形、エメラルドフィンは緑がかった色のもとになったメダカです。「エメキン」は、この2つの名前から文字を取ったものだと言われています。
レア度
独断と偏見でレアリティを設定しています。なんとなくの雰囲気でお楽しみください。
レアリティが高いほど希少価値が高く、値段も高くなるので子どもが喜びます。



エメキンってレア?



そうだねー。SR(スーパーレア)ぐらいかな。値は張るけど、扱っているお店は多いんだ。



いいなー、欲しい!
値段
エメキンは、元になったマリアージュロングフィンより値が張るメダカです。
2026年8月時点の楽天市場では、成魚1ペアで2,000〜5,500円ほどでした。5匹・10匹とまとめて売られているものなら、1匹あたり350〜700円台まで下がります。
青いほうのマリアージュロングフィンは、同じ時点で1ペア800〜1,400円ほどでした。
安く始めたいなら、未選別の稚魚が10匹で1,000円〜、卵が40個で1,600円〜という出品もあります。
値段の変動は激しいため、最新の値段は下のリンク先でご確認ください。
固定率
エメキンの固定率は6〜7割ほどと言われています。ばらける要素は、おもに黄色の色が出るかどうかだとされています。
ヒレの伸び方や色の乗り方には個体差があるので、見た目で選びたいなら成魚を買うことをおすすめします。卵や稚魚は安いぶん、どんな個体に育つかは育ててみないとわかりません。
また、ヒレが大きく伸びるのはおもにオスです。写真で見て「これが欲しい」と思った姿は、たいていオスのものです。
エメキンはマリアージュの仲間
お店では「エメキン」という短い名前で売られていますが、これはマリアージュと呼ばれるグループの1つです。マリアージュはヒレの形が2種類、体の色が2種類あり、その組み合わせに名前が付いています。エメキンは、そのうちヒレの幅が広く、体の色が青黄金のものを指します。


エメキンの見た目も、いくつかの段階を経て足されてきたものです。主だったところが、どの段階で加わったのかを見ていきます。


フサフサの長いヒレは、2021年に登場したマリアージュロングフィンから続いているものです。これを育てていく中でヒレの幅が広がる個体が現れ、それを選んで固定したのがマリアージュキッシングワイドフィンです。
そこにエメラルドフィンモルフォを掛け合わせて、2022年2月にエメキンが登場しました。エメキンの段階で新しく加わったのは黄金の色で、もとの青い体色に重なることで全体が緑がかって見えます。
エメキンの飼い方(注意点)



飼うのって難しいの?



飼い方そのものは、ふつうのメダカと同じでいいよ。ただ、ヒレと色で気にしてあげたいことがあるんだ。
色を見るなら、黒い容器に移してから
メダカには、まわりの色に合わせて体色を変える性質があります。届いたばかりのエメキンは色が抜けて見えることがあるので、黒い容器に移してしばらく待ってからあらためて見てください。
白や透明の容器で飼うと、体の色もヒレの光も薄いまま落ち着いてしまいます。色を見たいなら黒い容器も一緒に用意してください。
ただし、背中の体外光は逆です。体外光は稚魚から若魚の時期の飼育環境で伸び方が変わると言われていて、伸ばしたいなら白や透明の容器で若魚まで育てる方法が広く採られています。稚魚のうちは白、若魚になったら黒、という使い分けです。
もっとも、容器の色で必ず決まるわけではありません。黒い容器でも体外光が伸びる系統を選んで増やしている専門店もあります。容器の色よりも、体外光がよく伸びた親を選ぶことのほうが効くと言われています。
ほかの品種と混ぜないほうが無難
ヒレが大きく伸びるメダカは、普通の体型のメダカより泳ぐ力が劣ると言われています。同じ容器に入れると餌の取り合いで不利になり、餌が行き渡らないことがあります。
伸びたヒレは、ほかのメダカにつつかれて裂けることもあります。エメキンだけ、あるいはヒレの長い品種だけで飼うほうが安心です。一緒に飼うなら、餌をあげたときに全体に餌が回っているかを見てください。
エメキンと似ているメダカ
エメキンと似ているメダカについても紹介します。
購入・飼育を検討している方は参考になさってください。



エメキンと似ているメダカはいるの?



子どものフロマージュがいちばん近いね。ヒレの形はそっくりで、体の色が黄色からオレンジなんだ。





ほかにもいる?



フロマージュと同じエメキン×ブラックダイヤから、ミッドナイトフリルも生まれているよ。ヒレの形は同じで、こっちは黒い体色なんだ。写真はフロマージュの記事に載せているよ。
エメキンの品種名
メダカにはニックネーム/ハウスネームの他に、品種名(メダカの特徴を形質の組み合わせで表した本当の名前)がありますが、このサイトでは一般的に使用されることが多いニックネーム/ハウスネームでまとめています。



名前がいっぱいあってややこしいね。



そうだね。でも、メダカはニックネームで呼ばれることが多いからあんまり気にしなくて大丈夫だよ。
エメキンの補足情報
作出者|垂水政治(愛媛県)
作出年|2022年2月
掛け合わせ|マリアージュキッシングワイドフィン×エメラルドフィンモルフォ


コメント