メダ娘メダパパー!寒くなってきたけど、メダカ外に置いたままで大丈夫なの?



大丈夫だよ。メダカはもともと日本の川にいる魚だからね。



でも「冬に減っちゃった」って話、よく聞くよ?
メダカは屋外の冬をそのまま越せます。それでも数を減らすのは、寒さそのものより餌やり・水替え・容器の条件が原因になることが多いと言われています。つまり屋外の冬越しは、寒くなる前に容器を整えて、あとは触らない。ほとんどこれだけです。
冬のメダカは「動かない」のが正常
水温が下がると、メダカは底のほうでじっとして動かなくなります。10℃を下回るころには、ほとんど餌を食べなくなります。
これを「冬眠」と呼びますが、クマのような冬眠とは別物です。メダカは変温動物で、水温が下がれば代謝も一緒に落ちるため、動けなくなるだけです。ただ呼び方は定着しているので、この記事でも冬眠と書きます。
このとき消化の働きもほぼ止まっていると言われています。食べられない魚に餌を入れても、残った分が水を汚すだけです。
水替えも同じです。冬は汚れの進みが遅いので、水を替えて得られるものが小さくなります。一方で水替えは水温と水質を急に変えるので、負担のほうは大きいままです。得るものが小さく、失うものが大きい。これが冬に水を替えない理由です。
底でじっとしているメダカを見ると心配になりますが、それが冬の正常な姿です。


冬支度を始める合図
「10月になったら」のような日付では決まりません。地域によって1か月以上ずれます。見るのは水温で、15℃を下回る日が出てきたら支度を始めます。
水温計がなくても、メダカの様子で分かります。餌を入れても食べに来ない、底のほうにいる時間が長くなった。これが合図です。
寒い地域ほど、この合図が早く来ます。支度は早めにやって困るものではないので、迷ったら早めで構いません。
冬支度でやることは4つ
① 水を深く、多くする
水量が多いほど、外気温が下がっても水温が振れにくくなります。水深15cm以上、できれば20cm以上あると安心と言われています。
深さが効く理由もあります。水は4℃前後がいちばん重いので、冷えきった水は上に、4℃の水は底にたまります。深いほど底に暖かい層ができるわけです。メダカが底に潜るのもこのためです。
危ないのは水が全部凍ってしまうこと(全凍結)で、水面に薄く氷が張る程度なら問題になりません。
冬は空気が乾いて水が減ります。水位が下がっていたら足し水を。替えるのではなく、減った分を足すだけです。一度にたくさん入れず、板などを水面に浮かべ、その上に静かに垂らすと水流と水温の変化をやわらげられます。
② 置き場所を変える
日が当たって、北風が直接当たらない場所が向いています。日中に少しでも水温が上がるほうが有利です。
見落としやすいのが足元です。コンクリートの上に直接置くと下から冷えが伝わります。すのこや板を1枚挟んで浮かせておくと、底冷えを抑えられます。
③ 底に隠れ場所をつくる
メダカは物陰でじっとして冬を越します。底床(赤玉土など)を敷いておくと落ち着きやすくなります。
グリーンウォーターの容器なら、水そのものが隠れ場所になり、餌にもなります。冬もそのままで構いませんが、寒波のあとに色が抜けて濁ったときだけは、プランクトンが死んで沈んでいるので入れ替えを考えます。
気をつけたいのは枯れた水草や落ち葉です。大量に沈んだままだと水を悪くするので、目に見えて溜まっているものは寒くなる前に取り除きます。
④ 上を覆う
すだれやフタで水面を覆うと、夜間の冷え込みがやわらぎ、雨や落ち葉、雪、鳥の侵入も防げます。冬でも雨が大量に入ると水質が変わり、動けないメダカの負担になります。
ただし全部は塞がないでください。空気の出入りと、日中の光が入る余地を残します。


屋外の冬が向かない個体もいる
容器を整えても、そもそも外で冬を越せない個体がいます。とくに秋に生まれたメダカで、判断は日付ではなく大きさで行います。
親と並べて明らかに小さい個体は、体力が足りず越冬できないことがあると言われています。目安は体長1.5cm前後。それより小さいまま寒くなりそうなら、室内に取り込んで冬眠させずに育てるほうが確実です。
ダルマ体型のように泳ぎが苦手な品種も、底の暖かい層まで潜りきれず屋外の越冬に向かないことがあるとされています。心配なら同じく室内へ。
冬支度に使うもの
発泡スチロールの容器
断熱性が高く、外気の影響を受けにくくなります。容器を替えたくなければ、板で側面を囲むだけでも効きます。
覆い(フタ・保護ネット)
夏のすだれをそのまま流用できます。買うなら、容器の縁に留める保護ネットが落ち葉と鳥によく効きます。
底床(赤玉土)
底に敷くと隠れ場所になり、水質も安定します。崩れにくい硬質タイプが長く使えます。
水温計
冬の判断はほとんど水温で決まります。1本入れておけば、支度も餌のやめ時も迷いません。
冬のあいだにやってはいけないこと
- 餌を与え続ける…食べに来なくなったら止めます
- 水を替える・底を掃除する…足し水だけにします
- 氷を割る・棒でつつく…振動が水中に伝わります
- すくって数える・容器を動かす…冬のメダカは減った体力を戻せません
ただし明らかに様子がおかしい個体がいるときは別です。冬でも病気は出ます。「触らない」は健康な群れの話です。
水面が凍ったら
水面全体に氷が張ることはよくあります。凍っているのは表面だけなので、底まで凍らなければ大丈夫です。底のほうでメダカが少しでも動いていれば生きています。
氷は割らずに自然に溶けるのを待ちます。氷そのものが、外の冷気をさえぎるフタになっているからです。割ると底の暖かい水と表面の冷たい水が混ざり、容器全体の水温が一気に下がります。振動も伝わります。
見るのは氷ではなく水位です。水が減っているほど、底まで凍る可能性が上がります。そして氷が張っていても足し水はできます。日中に気温がプラスになるときを選び、氷の上から静かに水を足せば、割らずに水位を戻せます。
割ったほうがよいのは、水深が浅く、氷が日ごとに厚くなっていくときだけです。このまま底まで凍りそうなときは、割るというよりお湯を入れた容器を氷の上に置いて溶かします。お湯を直接注ぐのは避けてください。水温が急に変わります。
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気をつけたいのは、むしろ春
冬を越したのに春に死なせてしまう、というのはよくある話だと言われています。理由は2つ。1つは底に溜まった汚れです。冬のあいだ分解されずに溜まっていたものが、水温が上がると一気に分解され、水が悪くなります。
もう1つはメダカが痩せていることです。ひと冬ほとんど食べていない魚に、いきなり普段の量を与えると調子を崩します。
どちらも「動き出したら少しずつ」で防げます。メダカが水面近くまで上がってくるようになったら、水は1/5程度の少量から替え始め、餌も食べ残さない量から再開します。
春に向けて用意するもの
餌
落ちた体力を戻す時期です。食べ残さない量から始められるよう、粒の細かいものが扱いやすくなります。
カルキ抜き
春の最初の水替えで使います。冬の汚れを抜くのが目的ですが、一度に全部替えず、1/5程度の少量から。先に用意しておくとすぐ始められます。
よくある失敗
- 秋生まれの小さい個体をそのまま外で越させる…親と並べて小さいなら室内へ移します
- 水が減ったまま冬を越す…底まで凍るのは、たいてい水位が下がっているときです
- コンクリートに直置きのまま…板を1枚挟むだけで変わります
- フタで完全に塞いでしまう…空気の出入りと、日中の光が入る余地を残します
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まとめ
- メダカは屋外の冬を越せます。減る原因は寒さより手のかけすぎのことが多いと言われています
- 支度を始める合図は水温が15℃を下回る日が出てきたら
- やることは4つ。水を深く/置き場所/底の隠れ場所/上を覆う
- 親と並べて明らかに小さい個体は室内へ。秋生まれは大きさで判断します
- 冬のあいだは餌をやらない・水を替えない・氷を割らない。見るのは水位だけです
- 危ないのはむしろ春。動き出したら、水も餌も少しずつ戻します



寒くなる前に支度して、あとは春まで待つ!



そう。無事に春を迎えられたら、そこから産卵のシーズンだよ。


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