五式(ごしき)とは – メダカの種類と特徴を写真付きで解説

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メダ娘

メダパパー!五式ってどんなメダカ?

メダパパ

あー五式ね。黒い体に、ヒレだけ赤が差すメダカだよ。

メダ娘

いいなー、欲しい!

改良メダカは種類が多く、新しい名前のメダカも増えていくので、初心者にはわかりにくいですよね。

メダカの種類や名前が気になってる方のために、このページでは、五式について紹介します。

目次

五式の写真

まずは写真をご覧ください。

写真には、ヒレの長いタイプや体型の違うタイプ、赤が濃く出るtypeRも混ざっています。

五式の特徴

ここからは五式の特徴について、解説します。

メダ娘

詳しく教えて!

メダパパ

いいよー。

見た目

五式は、黒い体に、ヒレの朱赤が差し色で入るメダカです。

見どころは3つあります。

  • 黒い体色…鱗の1枚1枚が黒く縁取られる「ブラックリム」が乗ります
  • ヒレの朱赤…黒い体に、ヒレを中心に赤が乗ります
  • 透明鱗…エラのあたりが赤く透けて見えます

透明鱗は、エラのふたにあたる部分の色素が抜けて、中の血の色が透けるタイプの鱗です。透明鱗のメダカはヒレにも色が乗りやすくなるため、五式の赤いヒレはこの鱗とセットの特徴だと言えます。

赤の入り方には幅があります。ヒレの赤が中心のタイプはtypeB、赤が頭にも入るタイプはtypeRと呼び分けられています。typeRは色味もオレンジ寄りから濃い朱赤に寄るとされていて、黒との差がはっきり出ます。単に「五式」と言うときは、たいていtypeBのほうを指します。

このほかに、ヒレが長いタイプや体型の違うタイプも流通しています。色柄は同じで、ヒレの形や体つきが違うものだと思ってください。

メダ娘

五式って、どういう意味の名前なの?

メダパパ

お客さんに「錦鯉の五色みたいだね」と言われたのがきっかけだと言われているよ。ただし漢字は「五色」じゃなくて「五式」なんだ。

レア度

独断と偏見でレアリティを設定しています。なんとなくの雰囲気でお楽しみください。

レアリティが高いほど希少価値が高く、値段も高くなるので子どもが喜びます。

メダ娘

五式ってレア?

メダパパ

そうだねー。SAR(スペシャルアートレア)ぐらいかな。

メダ娘

そうなんだ!見てみたい!

値段

2026年8月時点の楽天市場では、成魚が1ペア5,500円ほどでした。ヒレや体型に特徴を足したタイプになると、1ペア7,500〜8,800円ほどまで上がります。

安く始めたいなら稚魚という手もあります。同じ時点で、稚魚5匹が1,950円ほどでした。

値段
安い
高い

値段の変動は激しいため、最新の値段は下のリンク先でご確認ください。

固定率

五式の固定率について、まとまった数値は見当たりません。黒の濃さとヒレの染まり具合がそろった個体は、そう多くは出ないと言われています。

固定率
低い
高い

ヒレの赤は育ってから乗ってきます。見て選びたいなら成魚をおすすめします。稚魚や卵は安いぶん、どこまで赤くなるかは育ててみないとわかりません。

「親メダカの特徴が子に遺伝する確率」のことを固定率と言います。

五式は「黒いメダカのヒレを赤くする」ところから生まれた

五式のベースになったのは、同じ作り手の黒蜂という黒いメダカです。そこに栗神という透明鱗の三色を掛け合わせて、黒い体のヒレを赤くすることを目指したと言われています。

五式の血統図。黒色のベースである黒蜂に栗神を掛け合わせて、ヒレを中心に赤が乗る五式が2017年に生まれ、その累代のなかから赤が頭にも入る五式typeRが分かれたことを示している

その五式を代重ねしていくうちに、赤が頭にも入る個体が出てきました。それを取り分けて名前を付けたのが五式typeRです。掛け合わせたわけではなく、五式の中から分かれたタイプになります。

その五式typeRから、さらに枝分かれした系統も生まれています。佐賀県の「チャチャめだか」が五式typeRを代重ねして作出した五式Type-R Godで、五式のなかでも黒が厚く出ます。同じ作り手は、そこからさらに「炎」「黒炎」「炎朝霧」といったタイプを作出しました。

ブラックリムを持つメダカは五式のあとにも増えていて、いまでは黒に赤を合わせたメダカのひとつの流れになっています。

五式の飼い方(注意点)

メダ娘

飼うのって難しいの?

メダパパ

飼い方そのものは、ふつうのメダカと同じでいいよ。五式は入れ物の色を選ばないのがラクなんだ。

白い容器でも、黒が抜けにくい

メダカはまわりの明るさに合わせて体色が変わります(背地(はいち)反応)。黒っぽい容器では体色が濃くなり、明るい容器では淡くなるので、黒い体色のメダカは黒い容器で飼うのが基本です。

ところが五式は、この背地反応がほとんど起きないとされています。白い容器や透明な水槽に入れても黒が抜けにくいので、色を見るために黒い容器をわざわざ用意しなくてもかまいません。

白い容器は水の汚れやメダカの調子が見やすく、黒い容器は夏に水温が上がりやすいという弱点があります。五式なら、置き場所や手入れのしやすさで容器を選べます。

ヒレの赤は、あとから乗ってくる

買ってきたときにヒレの赤がぼんやりしていても、そこで判断しないでください。色が乗るまでには半年ほどかかると言う専門店もあります。

メダパパ

買ってすぐの見た目で決めつけないで、じっくり育ててみてね。

容器の選び方は、こちらのページにまとめています。夏の水温対策もこちらに書いてあります。

五式と似ているメダカ

五式と似ているメダカについても紹介します。

購入・飼育を検討している方は参考になさってください。

メダ娘

五式と似ているメダカはいるの?

メダパパ

竜章鳳姿が近いかな。どっちもブラックリムと透明鱗を持っているよ。

メダ娘

へー。何が違うの?

メダパパ

赤と黒の役割が逆なんだ。竜章鳳姿は赤い体に黒い網目が乗る。五式は黒い体にヒレの赤が差すんだよ。あと竜章鳳姿はヒレが長く伸びるタイプだね。

竜章鳳姿についてはこちらにまとめてますので、よろしければご覧ください。

メダ娘

他にもいる?

メダパパ

黒さで選ぶならオロチだね。オロチも容器の色で黒が抜けないメダカだよ。こっちはヒレまで真っ黒なんだ。

五式の品種名

黒オレンジ透明鱗ブラックリムメダカ

体の色を黒とオレンジの2色として数えた呼び方です。赤がより濃く出るtypeRのほうは、黒と朱赤の2色として扱われます。

五式については、ひとつの品種というよりこの見た目を指す呼び名だという見方もあります。黒い体にブラックリムが乗って、ヒレに赤が差す。その姿になっているメダカが、まとめて五式と呼ばれているという受け取り方です。

メダカにはニックネーム/ハウスネームの他に、品種名(メダカの特徴を形質の組み合わせで表した本当の名前)がありますが、このサイトでは一般的に使用されることが多いニックネーム/ハウスネームでまとめています。

メダ娘

名前がいっぱいあってややこしいね。

メダパパ

そうだね。でも、メダカはニックネームで呼ばれることが多いからあんまり気にしなくて大丈夫だよ。

五式の補足情報

作出者|岡本剛/しいらメダカ(埼玉県)

作出年|2017年

掛け合わせ|栗神 × 黒蜂

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